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運良く電車で座れたと思いきや、 運悪く正面にオバチャントリオが陣取った。 ジーザス!ジーザス! 脱線事故等を除けば、これは電車の中に於ける最悪の状況の一つだ。 電車に乗った直後にウンコしたくなるのと同レベルに最悪だ。 いや、電車内にトイレがついてる事を考えればそれ以上だ。 「電車内のトイレに入ったけど紙がない」くらいに最悪だ。 ポケットティッシュを偶然貰ってなければ即死だった。 (経験談) それにしても、女が三人で「姦しい」とはよく言ったもの。 オバチャントリオが織り成す高速高音不断の会話は、 騒音を超え、武器を超え、最早兵器の域に達している。 耳栓の上にヘッドホンをかぶせて大音量でメタルを流そうと、 彼奴等の駆る音響兵器はそれらの防壁を易々と貫通する。 俺の精神に向けて「あらやだ!」という音のマシンガンが 絶え間なく撃ち込まれ続ける様は、もはや虐殺に等しい。 一時間以上もの永遠にも思える刻(とき)を 狂乱する音の暴力の中で過ごした。 それにしてもよくもまぁ…全然中身のないような事を ハイトーン・ハイスピード・ノンストップでペラペラと喋れるものだ。 これはもはや才覚と言っても過言ではない域に達している。 「良匠は材を捨てず、明君は士を捨てず」という諺がある。 『どんなものでも使い道はありますよ』という意味だ。 この才覚も、何か有用な方向に使えるのではなかろうか。 こんな逸話がある。 かの豊臣秀吉の下に、堀秀政という大名がいた。 いつも涙ぐんで下を向いて歩く、陰気で評判が悪い男を ある日、葬式に自分の代役として出席させた。 いつも悲しそうに見えるその男を使うことで、先方に 「心から死者を悼んで下さりありがとうございます」と言われた。 普段なら気分を害すだけの陰気さも、このように役に立つ時もあるのだ。 普段なら公衆無差別音響兵器に過ぎない騒音も、 知恵を絞れば、逆にそれがそれこそが必要であるというケースもあるのでは。 例えば…嫌がらせとか。 後は…嫌がらせとか。 他には…嫌がらせとか。 ごめん俺が間違ってた
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音響・カラオケ関連ワード【2007/02/23 23:39】
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